2019/03/15
去年とても大好評でしたグッドイヤーウェルテッド製法で作られるスペイン製の革靴より、
先日タッセルローファーが入荷しました。すでに店頭で大好評いただいており、サイズ欠けしておりますが、ご紹介させていただきます。
まず、ANDALSについては日本に入って間もないブランドなので取り扱い店舗も少なく、まだまだ認知度も低いブランドですので、ブランドの説明から。
革靴マニアが
スペイン南部Andalciaで見つけてきた歴史ある狩猟から生まれた靴になります。
狩猟用の木型から作られているので、履きやすさ、歩きやすさはかなりのものです。
スペイン南部Andalcia地方においては同じ狩猟でも全く異なる歴史があります。元々この地は世界遺産のアルマデン鉱山(人類が使用した3分の1の水銀がここから採掘)を始め鉱物資源と森林が豊かな土地であり、当時の人類の凄まじい経済発展のスピードで建材の為に山を切り開き、次々と炭鉱が作られ、多くの森林が伐採されていきました。18世紀中頃、当時のスペイン国王カルロス三世により、森林伐採に対し制限を設け、人間が森との共存を図る事を目的として狩猟が始められます。(これは17世紀にドイツで始められた方法でした)。狩猟の対象は主にイノシシやシカです。そうした理由から始められたAndalcia地方での狩猟ですが、イノシシ達はSierra(スペイン語でノコギリ状の山脈)という深く険しい場所を生息地としていた為に、ハンター達は険しい山を歩く自らの足を守る頑丈な靴が必要不可欠でした。19世紀後半、産業革命と共に主にイギリスの鉄道会社や化学工場が参入し、同時にグッドイヤーウェルテッド製法もイギリス人によりこの地に伝わり、頑丈な靴がハンターを始め炭鉱で働くワーカーや庶民の手にも渡るようになりました。凄まじいスピードで発展をしていく人類の文明経済と、森と動物達との共存を図った歴史は今現在も続いています。
そんな歴史ある街から生まれた靴がANDALS(アンダルス)で、今回ご紹介するタッセルローファーは
ANDALSの工場の片隅で長い間眠っていた古い木型使用したモデルです。当時の木型をそのまま使っているということです。
それでは、商品単体画像と着用画像をご覧ください。
・タッセルローファー ・Black(牛革)・サイズ:41(26-26.5cm) 42(26.5-27cm)・¥38,000+tax
フラットなトゥからサイドの丸みへの流れ。
これらの特徴は、他の靴にもありそうでないんじゃないでしょうか。
良い意味で違和感があり新鮮なフォルムに仕上がっています。
牛革のシボ感(しわ感)とラバーソールがカジュアルな雰囲気をつくりだし、様々なスタイルに合わせやすくなっております。

一見分かり難いですが内振りと呼ばれるラスト形状の為、歩くと無意識に足の親指側に力が掛かります。同時にラバーソールがバネの役割をし「グッ」と足を力強く前に押し進めてくれます。例えるなら小さなボートを素手でなく
オールを使って漕いだ時に感じるような、しっかりと地面を捉えて足の指で押し出す感覚が味わえます。
グッドイヤーウェルテッド製法の特徴である、履き込む程に靴底に内蔵されたコルクが体重と力で自分の足の
骨の形に沈んでいき、体重が分散する面積が増えてより疲れにくくなり、尚且つフィット感もアッパー側とソール側、両方向から履く人の足の形に成型されて向上していきます。
また、幅広甲高の足の方にもオススメの1足。
私自身がそうなのですが、いつも靴は1サイズ2サイズ上げて履いています。
26cmのサイズですが、いつもは26.5cmか27cmを履いています。
ただ、ANDALSであれば、41というサイズ(26-26.5cm)がちょうど良く履けます。
幅広甲高の方でもサイズを上げて履く必要はないように感じます(私が履いた感想から言うと)。
かといって、特に幅広甲高ではない方も、普通に履けてしまいます。日本の代理店の方と、なんでだろう???と話しているくらいです。長時間歩くために設計された絶妙なバランスの木型のおかげかなと思います。
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