2018/04/24
ANDALS (アンダルス) スペイン製グッドイヤーウェルテッド製法 の 革靴入荷のご案内
今日はまだ日本ではなかなかお目にかかることがない珍しい革靴ブランドのご紹介です。ブランド名は、
「ANDALS (アンダルス)」
革靴マニアが
スペインで見つけてきた歴史ある狩猟から生まれた靴になります。

スペイン南部Andalcia地方においては同じ狩猟でも全く異なる歴史があります。元々この地は世界遺産のアルマデン鉱山(人類が使用した3分の1の水銀がここから採掘)を始め鉱物資源と森林が豊かな土地であり、当時の人類の凄まじい経済発展のスピードで建材の為に山を切り開き、次々と炭鉱が作られ、多くの森林が伐採されていきました。18世紀中頃、当時のスペイン国王カルロス三世により、森林伐採に対し制限を設け、人間が森との共存を図る事を目的として狩猟が始められます。(これは17世紀にドイツで始められた方法でした)。狩猟の対象は主にイノシシやシカです。そうした理由から始められたAndalcia地方での狩猟ですが、イノシシ達はSierra(スペイン語でノコギリ状の山脈)という深く険しい場所を生息地としていた為に、ハンター達は険しい山を歩く自らの足を守る頑丈な靴が必要不可欠でした。19世紀後半、産業革命と共に主にイギリスの鉄道会社や化学工場が参入し、同時にグッドイヤーウェルテッド製法もイギリス人によりこの地に伝わり、頑丈な靴がハンターを始め炭鉱で働くワーカーや庶民の手にも渡るようになりました。凄まじいスピードで発展をしていく人類の文明経済と、森と動物達との共存を図った歴史は今現在も続いています。


まずこちらの木型。
ANDALSの工場の片隅で長い間眠っていた古い木型なのです。当時の木型をそのまま使っているということです。

膨らみきらないトゥと絶対に長くないノーズ。

そして、フラットなトゥからサイドの丸みへの流れ。
これらの特徴は、他の靴にもありそうでないんじゃないでしょうか。
良い意味で違和感があり新鮮なフォルムに仕上がっています。


アッパー素材には、ドレスシューズには限界と思われる量の油分を含んだHALLEY PULL(ハリープル)を使用
現地Andalciaのレザータナリーの物を使用しています。

一見分かり難いですが内振りと呼ばれるラスト形状の為、歩くと無意識に足の親指側に力が掛かります。同時に硬めの
レザーソールがバネの役割をし「グッ」と足を力強く前に押し進めてくれます。例えるなら小さなボートを素手でなく
オールを使って漕いだ時に感じるような、しっかりと地面を捉えて足の指で押し出す感覚が味わえます。
グッドイヤーウェルテッド製法の特徴である、履き込む程に靴底に内蔵されたコルクが体重と力で自分の足の
骨の形に沈んでいき、体重が分散する面積が増えてより疲れにくくなり、尚且つフィット感もアッパー側とソール側
両方向から履く人の足の形に成型されて向上していきます。当然アウトソールの貼替修理も何度も可能です。
展開カラー:ブラック
展開サイズ:39 ・ 40 ・ 41
プライス:¥37,000 + tax
こちらの商品はすでに店頭に入荷しているので、ご購入可能で。
通販ご希望の場合は、メールまたは電話からご注文が可能です。
オンラインストアーには4月末~5月上旬にアップ予定です。
商品についてご質問などございましたら、お気軽にお問合せください。
<実店舗>
WEEKENDER SHOP
東京都台東区蔵前3-18-7
open11:00 close 20:00
月曜日休み
03-5825-4609
info@noends.jp
(通販ご希望の場合は、お気軽にご連絡ください)
<オンラインストアー>
http://weekendershop-online.jp/
コメント